人工知能(AI)によって仕事が奪われる!?

スポンサーリンク
ai 人工知能(AI)
スポンサーリンク

ai

現在人間が行っている仕事の約半分が機械に奪われる。
英オックスフォード大学で人工知能(AI)の研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授が発表し話題になりました。
(参照:講談社 オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」)

人工知能の発達で、現在、人間が行なっている仕事の約半数が機械に奪われる。そんな時代が間近です。

確かに機械的な作業は、とって変わっていくことは想像できますね。スーバーのレジ、工場のラインなど。自動運転の技術が向上すればタクシーやバスの運転手も変わっていきそうですね。

ところで人工知能ってなんなんでしょう?

人工知能:人工的にコンピュータ上などで人間と同様の知能を実現させようという一連の基礎技術。(参照:wikipedia)

クルマが分かりやすいので考えてみると、昔はコンピュータは搭載せず、エンジンと車体、タイヤでいわゆる手足が備わってただけですが、最近では、暗くなったらライトを点灯、ナビで道案内といったことは当たり前のようにできるようになりました。

最近は、歩行者や障害物を発見したら避けたり止まったりと「目」や「状況を判断し走行を操作」する機能が搭載されてきました。つまり、目や走行を操作する判断を行ういわゆる頭脳を持ったことで、自動運転、つまり人間に変わって運転することが可能になってきました。これからますます進化して5年後には実現しそうです。

他にもiphoneのsiriに代表されるように音声での操作もできるように「耳」から情報を得て判断することもできてきています。また記憶もコンピュータは得意ですから、あらゆる状況を記憶することで、対応力を習得するという「学習」もできてきています。

ちなみに、これからいろんな家電や家具、道路や設備に導入されることが予定されているようです。

つまり、目や耳などの情報の窓口から情報を得る技術が発展したことで人工知能が発展しています。

では、人工知能でできないことはなんなのか?

専門家に聞くと、「心」「感情」「感覚」については再現ができないそうです。ロボットが泣く、気持ちを察してくれる、表情や声の調子から適切な声をかけてくれる、といったことは難しいそうなんです。

実際使ってみてもそうですよね。siriと会話していてもまだまだ何か違和感があります。
質問形式には答えてくれるけど、恋愛相談や悩みの相談などはまだまだ難しそうですね。

このあたりが本質です。
つまり、「心」は人間にしかわからない。(実際、心とは?と言われても定義できませんね。。)

人間でもわからないことは人工知能でもできません。
相手の気持ちを思い、身体的な感覚や感情を想像して、何かをしてあげるといった人間くさいことは機械にはできません。

逆に機械的な作業や指示通りに動くことは、機械の得意とするところです。

つまり、「人間は人間らしく生きていくこと」こそが人工知能の社会で生き延びる術だと言えます。
これからますます、心や感情、身体的な感覚が人間にとって大切になってきます。

一生懸命、機械のできることを学ぶよりも、人間にしかできないことを徹底的に学んでいくこと、これが生きていく力となります。

言い換えると、人工知能の発展のおかげで、人間は人間らしく生きることを助けてくれるのです。機械的な作業は機械に任せ、人間にしかできないことを人間が責任を持って行うこと、これが新しい社会になると考えます。

機械的な作業に従事している人にとっては、機械に仕事が奪われると思うことになるかもしれませんが、
機械的なことは機械に任せて、人間がやるべきことに仕事がシフトしていくと考えるとどうでしょう?

このシフトがうまくできた人は、人工知能の時代でも、豊かに楽しく生きていけると思います。

そのためには、詰め込み式の暗記の学習ではなく、心や身体的な感覚を磨く教育、人を思いやり人を大切に思う教育、様々な体験を通じて感情を豊かにする教育、そういった教育がますます重要になります。

さらに、人工知能のおかげで、仕事をとって変わってやってもらえる分、人間には時間ができます。その時間を使って、徹底的に好きなことに没頭することができます。そして、その好きなことを通して、心や身体的な感覚を磨き、新たな価値を生み出していく、そんな社会が素敵ですよね。

話をまとめると、これからの人工知能の時代を生き抜くコツは、下記だと思います。

(1)人工知能(AI)を積極的に使ってみる。

(2)人間にしかできないことを考える。(心、感情、身体的な感覚を活用したサービス)

(3)自分の好きなことを徹底的に極める(遊びを仕事にするくらい)

と考えることが、これからのAI時代に勝ち抜く人材を育成する社会を作り出していくのではないでしょうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました